2023-07-23
ハワイ大好きな皆さん、アロハ!
お元気でしょうか?
今日はハワイで開業した
完全自動運転の鉄道システム「スカイライン」のご紹介です。
今すぐ我々旅行者がこの鉄道で直接恩恵を受けるのには、
もう少し時間が掛かりそうです。
しかしコオリナに宿泊される予定の方には
それこそ便利に使える公共交通機関となるでしょう。
第一期区間が開業
ホノルルで建設が進められていた都市鉄道システム「スカイライン」
の第一期区間が2023年6月30日(現地時間)についに開業。
最大のニュースはオアフ島では約75年前に路線が廃線に
なって以来の鉄道の復活となることです。
ご存じのようにホノルル市周辺は
米国内でも交通渋滞が深刻な地域として知れ渡っています。
この交通渋滞解消の切り札として計画され、
2005年にホノルル高速鉄道輸送機構(HART)が設立。
幾度も延期を繰り返し乍らも皆が待ちわびた
「開業(一部)」日を遂に迎えました。
今回開業した第一期区間は、イースト・カポレイ駅から
アロハ・スタジアム駅までの9駅およそ約17.7kmとなります。
これからも都市鉄道システム「スカイライン」の延伸を継続して行い
(2段階延伸予定)し、予定では待望のダニエル・K・イノウエ国際空港
そして市街中心部への乗り入れを目指します。
スカイライン
米国初の完全自動運転都市鉄道システム「スカイライン」!
今回第一期区間が開業した「スカイライン」が名称です。
この「スカイライン」には各種枕詞(まくら言葉)も付いており
例えば
・ホノルル高架鉄道システムの正式名称「スカイライン」
だったり
・米国初の完全自動運転都市鉄道システム「スカイライン」
だったり
・完全自動運転の鉄道システム「スカイライン」
だったり
・全米初の「完全自動運転鉄道」
だったり
・都市鉄道システム「スカイライン」
等々まだまだあるようですが、要するに
ホノルル に開業した 高架鉄道 で 全米初 の
完全自動運転都市鉄道システム が 「スカイライン」!
※名称「スカイライン」決定経緯について、市運輸局のジョン・ノウチ
副局長が記者会見を行い、高架鉄道の車窓から見える雄大な
景色を表したもので、多くの意見を募り5年の歳月を費やして
決定したと述べられていました。
日立製作所グループ
日本のみなさんには「日立」と「ハワイ」には特別な思いがあるんです。
それは誰もがご存じ日立の企業CM「この木なんの木」で
超有名な「日立の樹」が知れ渡っています。
実に75年振りにオアフ島で復活させた鉄道新線は、日本の
「日立製作所グループ」が貢献。
日立製作所のグループ会社「日立レール」は鉄道システム事業を
手掛けており、車両や信号システム、ホームドアの設計・製造、
システムの運用保守を担います。
※日立製作所さんより提供
運営はホノルル高速鉄道輸送機構(HART)および
ホノルル交通局が担います。
全米初の「完全自動運転鉄道」であることが最大の特徴で、
レールオペレーションズセンターで運用。
「日立レール」担当の車両は1編成4両(定員約800人)で
列車の全長は約79メートル、計20編成での運航となります。
※日立製作所さんより提供
車内は開放的なつくりで、冷暖房完備はもとより、
無料Wi-Fiが提供されたり、車いす用、
自転車、ベビーカー、サーフボード用スペースなども確保。
スカイライン路線図
2023年6月30日に第一期区間が開業しました。
開業に至る道のりは決して順調ではなく、
予定は何度も延期を繰り返して建設費も倍近くまで高騰!
開通される区間は「クアラカイ駅(東カポレイ)」から
「ハラヴァ駅(アロハスタジアム)」までです。
一番気になる「路線図」は下記からご覧下さい。
①2023年6月30日開業区間
下記、1から9までの駅を約21分の乗車時間で走ります。
1 Kualaka‘i クアラカイ駅(東カポレイ)
2 Keone‘ae ケオネアエ駅 (ハワイ大学ウェスト)
3 Honouliuli ホノウリウリ駅
4 Hō‘ae‘ae ホアエアエ駅
5 Pouhala ポウハラ駅(ワイパフ・トランジット・センター)
6 Hālaulani ハラウラニ駅
7 Waiawa ワイアヴァ駅
8 Kalauao カラウアオ駅(パールリッジ)
9 Hālawa ハラヴァ駅(アロハスタジアム)
※第一期区間開業は、東カポレイからアロハスタジアムまでの
開通なので旅行者にはまだ使い勝手が良くないかもしれません。
②2025年に開通予定の区間
ホノルル空港を経由して、カリヒトランジットセンターまで区間が伸びる予定。
10 Makalapa マカラパ駅
11 Lelepaua レレパウア駅(ホノルル空港)
12 Āhua アフア駅(ラグーンドライブ)
13 Kahauiki カハウイキ駅(カリヒトランジットセンター)
※ホノルル空港まで伸びれば、コオリナに宿泊される方には
便利な交通手段になるのではないでしょうか。
③2031年に開通予定の区間
順次、下記の通り計画されている区間が開通されていく予定です。
14 Mokauea モカウエア駅(カリヒ)
15 Niuhelewai ニウヘレヴァイ駅
16 Kūwili クウィリ駅(イウィレイ)
17 Hōlau ホラウ駅(チャイナタウン)
18 Kuloloia クロロイア駅(ダウンタウン)
19 Ka‘ākaukukui カアカウククイ駅
④計画段階ですが、アラモアナまで鉄道を伸ばす計画?
※まだ「計画段階」の区間
20 Kūkuluae‘o ククルアエオ駅(カカアコ)★計画段階
21 Kālia カリア駅(アラモアナ)★計画段階
予定通り進んで③の開通予定が2031年ですので今日から約8年後?
さらにそこから念願の?理想の?ロコはじめ旅行者希望の④の計画が
実行されるまで何年かかるのでしょうか?
市当局では今年末までの乗客者数を8,000〜1万人と見込んいて、
2年後の空港までの運行が開始されると1日の利用者が約2万5千人
に達すると予測。
今後は段階的に営業区間を拡大、オアフ島西部からホノルル国際空港、
ホノルル市庁舎周辺をつなぐ計画で、全線約30㎞を19駅、39分で結ぶ。
「スカイライン」全線(30㎞以上)開通すると、1日あたり推定4万台
の自家用車の移動が鉄道に移行すると試算されています。
これが実現すれば多くの観光客の利便性も向上し、
交通渋滞も緩和され、CO2排出量削減にもつながる筈です。
料金
電車はザバスと同じ運賃で乗ることができます。
一回の乗車料金は大人3ドル、子供(6-17歳)1.5ドル、
シニア(65歳以上)が1.25ドルとなっております。
また、2時間半以内であればバスから電車、
電車からバスへの乗り換え(無料)も可能です。
一日も早く!というよりか?絶対に「予定」通りに
とりあえず全線開業させて貰いたいものです。(全線開業予定は2031年3月)
それでは元気で・楽しく
・安全に行ってらっしゃい・・
※サイト内記事情報はその時点での情報となりますので、ご利用時には必ず事前に最新情報を確認をされてご利用下さいます様お願い申し上げます。